オープンソースカンファレンス 2015 Tokyo/Spring CloudStackセミナーにご参加頂きありがとうございました!

オープンソースカンファレンス 2015 Tokyo/Spring

無償&お手軽に始める!CloudStackによるIaaSクラウド構築入門&最新動向

日時:2015-02-28 (土) 11時00分
講師:シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社 島崎 聡史

無料で簡単、クラウド構築!「CloudStack」を使ってみよう♪ ~ CloudStackでAR.Droneアプリを動かしてライブストリーミングを閲覧してみる

日時:2015-02-28 (土) 15時15分
講師:日本CloudStackユーザ会 平田 千浩、中谷 悟

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日本CloudStackユーザ会のブースやセミナーの様子


セミナー会場の明星大学 1F 102教室
多数の方にご来場いただきました。ありがとうございました


日本CloudStackユーザ会副会長の千葉氏から挨拶
エルピックくんとクラウドモンキーくんも登場
会長の大削氏(風邪をおして参戦),副会長の島崎氏,三島氏も聴講者席から応援


平田氏からユーザ会の取り組みと今後の予定を報告
日本CloudStackユーザ会はメンバーを随時募集中,詳しくはこちら
LPI-Japan様の『CloudStack技術者認定試験』は2015年4月リリース予定


http://events.linuxfoundation.org/events/cloudstack-tokyo
CloudStack Days Tokyo,Japan 2015/6/2 開催します!ホテル椿山荘 (Linux conn 共同開催)


中谷氏からCloudStack + IoTということでAR.Droneを使用したデモとプレゼン
セミナー資料:CloudStack+AR.Drone


エルピックくんのぬいぐるみを乗せたDroneが無事にフライト成功しました(会場は大興奮!)
PCIパススルー等を使用しCloudStack上の仮想マシンからPS3のコントローラを使用して操作しています


日本CloudStackユーザ会 ブースの様子
AR.Droneを展示していた為か 老若男女 様々な方に訪問いただくことができました

日本CloudStackユーザー会は、日本語による CloudStack に関する情報発信、情報共有を行い、CloudStack の普及および人材育成に貢献します。

ありがとうございました!

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オープンソースカンファレンス 2015 Tokyo/Spring CloudStackセミナー

オープンソースカンファレンス 2015 Tokyo/Spring (2015/02/27~28)
http://www.ospn.jp/osc2015-spring/

無償&お手軽に始める!CloudStackによるIaaSクラウド構築入門&最新動向

日時:2015-02-28 (土) 11時00分
講師:島崎 聡史(シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社)
担当:シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社
レベル:入門編
対象者:クラウド環境の利用や導入を検討している人。IaaSクラウドに関する知識を得たい人。
前提知識:サーバー仮想化に関する知識のある方。

CloudStackはオープンソースのクラウド基盤ソフトウェアです。
同じジャンルのOSSとしては、OpenStackやEucalyptusなどがあります。
それらと比べたときのCloudStackの優位点は
・シンプルなアーキテクチャ
・きれいな日本語UI
・標準で使える多彩なネットワーク機能(負荷分散、ファイアウォール、VPN等々)
・スモールスタート可能かつスケーラブル
などのポイントがあります。

本セッションではCloudStackについて、技術的な基礎や最新動向を解説します。
また、CloudStackと親和性の高いハイパーバイザーであるXenServerについても紹介します。

無料で簡単、クラウド構築!「CloudStack」を使ってみよう♪ ~ CloudStackでAR.Droneアプリを動かしてライブストリーミングを閲覧してみる

日時:2015-02-28 (土) 15時15分
講師:大削 緑(ユーザ会 会長)、中谷 悟
担当:日本CloudStackユーザ会
レベル:入門編
対象者:オープンソースのクラウドソフトウェアを利用して、クラウドを構築・運用してみたい方
前提知識:特になし

「Apache CloudStack」は、オープンソースのクラウド基盤を構築するためのソフトウェアで、
お手軽に自分だけの”クラウド”を作ることができます。
今回はその概要をご紹介し、今注目を集めているDroneを使ったデモを行います。

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The session videos from the CloudStack Collaboration Conference Europe 2014

CloudStack Collaboration Conference Europe 2014
44のセッションビデオが公開されました!
https://www.youtube.com/playlist?list=PLbzoR-pLrL6ruJrhXZ-jSSYw0m3WfK4ea

Scaling Your Storage Using Ceph
Tutorial Championing CloudStack Development
Extending CloudStack Using Plugins and Events
A Real World Outlook on Hybrid Cloud: How and Why
What’s Next Panel Discussion
Pulling Back the Curtain CloudStack’s Use in Private and Community Clouds
Usage Management and Billing for CloudStack
Auto Scale Multi Cloud Multi Tenent
State of the Union
Grumpy Guide to CloudStack Operations
CloudStack Automation Integration Testing
PaaS Panel Discussion
Designing a Production Ready CloudStack Cloud
CloudStack Works
psCloudStack Internals
Tutorial: Chef and CloudStack
How to Run a Bank on Apache
Tutorial Cloudify
Building a PaaS with CloudStack
MySQL High Availability for CloudStack
Networking Panel Discussion
POD Design Without Single Points of Failure
Ability to Have Better Control Over First Class Objects
Granular SCSI Controller Support in CloudStack Over VMware Deployments
Enhancing Apache CloudStack Networking with Nuage Networks
Guaranteed Storage Performance
Test Your Cloud as Code
Tutorial: CloudStack Ecosystem
Connecting the Cloud Simply and Efficiently
BT Operating Globally Delivering Locally
Managing Your Clouds with CloudStack Powered Cloud Management Platforms
Nested CloudStack with VMware
Virtual Machine HA in CloudStack and Possible Improvements
Troubleshooting Apache CloudStack
Working on a Skyscraper in the Early Years of the XX Century
CloudStack Simulator
Taming the Cost of Your First Cloud
Demos CSForge Nuvlabox and More
Tutorial Part 2 Chef and CloudStack
Welcome & Announcements
Tutorial CloudStack Ecosystem Part 2
Storage Panel Discussion
Going Forward with Apache CloudStack
Deployment Automation on CloudStack with TOSCA and Cloudify

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第23回 CloudStackユーザー会 勉強会 & 新年会

CloudStackに関する勉強会を開催いたします。
今回は新年会を兼ねて勉強会を開催する運びとなりました。
リピーターさんも初めて参加されるかたもぜひお気軽にご参加ください!

参加申し込みはこちらから
https://atnd.org/events/60791

日時
2015年1月16日 (金) 19:00 ~ 21:00 (開場 18:30)

会場
シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社 24F(東京都千代田区霞が関3-2-1 霞が関コモンゲート西館24階)

参加費
1000円(ドリンクや食べ物の提供を予定しております)

プログラム

主催
一般社団法人クラウド利用促進機構
日本CloudStackユーザー会

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Apache CloudStack インストールのコツ

どうしてもcloudstack-managementサーバのインストールがうまくいかない場合に参考となるTipsをまとめてみました。以下記事はApache CloudStack バージョン4.4系をCentOS6.Xにインストールすることを想定しています。

cloudstackバージョン4.4からはJava 1.7系が必要となっていますのでご注意ください。
また,検証環境で構築する場合でもFQDNでの名前解決が必要になります。これはhostsファイルでも構いません。
OSのデフォルトゲートウェイも必ず設定してください。

CloudStack インストールのコツ(1)
基本に戻って
CloudStack インストールマニュアルを熟読してみる。
英語なのでちょっと敷居が高いですが
がんばってコマンドを中心にみてみる。
http://docs.cloudstack.apache.org/projects/cloudstack-installation/en/latest/installation.html
また,昔の日本語訳されたドキュメントを参考にみてみる。
http://cloudstack.apache.org/docs/ja-JP/Apache_CloudStack/4.1.1/html/Installation_Guide/index.html

CloudStack インストールのコツ(2)
事前準備:

hostname --fqdn

でFQDNつきホスト名が表示されること
DNSサーバがない場合はhostsに書けばOK

CloudStack インストールのコツ(3)

事前準備:
SELINUXがpermissiveかdisabledになっていること
※SELINUXの設定変更後はOSをrebootすること

CloudStack インストールのコツ(4)
事前準備:
初心者は複数NIC/複数IPアドレス構成で構築せず
単一NIC,単一IPアドレスで構築したほうが吉。

CloudStack インストールのコツ(5)
事前準備:
管理サーバのデフォルトゲートウェイは必ず設定すること。
設定しないとCloudStackのWebUIにログインできない。
https://groups.google.com/forum/#!msg/cloudstack-ja/nYwueZdof0A/ql8CgTytf_EJ

CloudStack インストールのコツ(6)
CloudStack 4.4系ではJava 1.7系が必要。
http://cloudstack-release-notes.readthedocs.org/en/latest/about.html#java-version-upgraded-to-java-1-7

java -version

で1.7系が利用されていることを確認
OS同梱のOpenJDKで良い。

CloudStack インストールのコツ(7)

cloudstack-setup-databases cloud:mysqlのcloudユーザに設定したいパスワード@localhost --deploy-as=root:mysqlのrootユーザに設定したパスワード

CloudStack インストールのコツ(8)

cloudstack-setup-databases

の実行時にDB作成エラーが発生してないか,コンソールに表示されるログをじっくり目視。

CloudStack インストールのコツ(9)

cloudstack-setup-management

の実行を忘れずに。

CloudStack インストールのコツ(10)
インストールをやりなおす場合
消せるならDBもまるごと消した方が楽
・cloudstack-*を停止してからアンインストール
・mysql-serverを停止してからアンインストール
・/var/lib/mysqlを削除

CloudStack インストールのコツ(11)
気軽にメーリングリストに相談してみる。
日本CloudStackユーザー会メーリングリスト
http://cloudstack.jp/?page_id=30
http://ml.cloudstack.jp/mailman/listinfo/users
以下を伝えよう。
・使用しているApache CloudStackのバージョン
・使用しているcloudstack-managementサーバのOS種別・バージョン
・使用しているハイパーバイザの種別・バージョン
・質問内容(XXXをやりたい。XXXをやったらこうなった等)をなるべく詳しく,具体的に。

CloudStack インストールのコツ(12)
mysql-serverの設定を忘れずに。

vi /etc/my.cnf

[mysqld]
 :
innodb_rollback_on_timeout=1
innodb_lock_wait_timeout=600
max_connections=350
log-bin=mysql-bin
binlog-format = 'ROW'
 :

CloudStack インストールのコツ(13)
SystemVMテンプレートはCloudStackのバージョンにあわせたものを使おう。
SystemVMテンプレートのダウンロードURLはインストールマニュアルに記載あり。
使用するハイパーバイザ毎に異なるので,その点もご注意。
例:
4.4.Xの場合

http://cloudstack.apt-get.eu/systemvm/4.4/systemvm64template-4.4.1-7-kvm.qcow2.bz2

4.3.Xの場合

http://download.cloud.com/templates/4.3/systemvm64template-2014-06-23-master-kvm.qcow2.bz2

CloudStack インストールのコツ(14)
ファイアウォールのポート解放忘れにご注意。

CloudStack インストールのコツ(15)
NFSプライマリストレージ,セカンダリストレージが利用できない場合は
まずは手動でNFSマウントを試してみて切り分けしよう。

CloudStack インストールのコツ(16)
ログをじっくり眺めよう。

tail -f /var/log/cloudstack/management/management-server.log

CloudStack インストールのコツ(17)
古いバージョンを使用する場合は
catalina.out
のパーミッションを確認しよう。
https://groups.google.com/forum/#!topic/cloudstack-ja/ZWiPXWuQzmg

CloudStack インストールのコツ(18)
入門者向けCloudStack構築解説〜マシン1つからはじめてみよう!〜
http://www.slideshare.net/SatoruNakaya/cloudstackgettingstartednakaya20150116

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CloudStack Advent Calendar 2014 へのご参加 ありがとうございました

2014/12/1~2014/12/25にCloudStack Advent Calendar 2014が開催されました。
多数の方にご参加頂きありがとうございました!

CloudStack Advent Calendar 2014

CloudStackAdventCalendar2014-500

Advent Calendar とは
クリスマスまでの日数を数えるために1日に1つ穴が空けられるようになっているカレンダーです。転じて,技術系コミュニティではクリスマスまでの25日間にTipsを1つずつBlog等で公開するイベントとなっています。

12/01 @smzksts
csad2014-1201
CloudStack Collaboration Conference Europe 2014 参加リポート その1

12/02 @giraffeforestg
csad2014-1202
Apache CloudStack 4.4.0 から 4.4.1 へのバージョンアップについて

12/03 @takatayoshitake
csad2014-1203
CloudStack 自宅サーバにお勧めの小型サーバ

12/04 @blackswamp9638
csad2014-1204
ぼくのCloudStackのおもいで

12/05 little.my.oniko
csad2014-1205
CloudStack運営メンバーインタビュウ!

12/06 @yterukawa
csad2014-1206
Cloud Stack 4.5の新機能をチラ見する

12/07 @giraffeforestg
csad2014-1202
Apache CloudStack 4.5.0 をコンパイルして使ってみる

12/08 @go_chiba
csad2014-1208
1 Day Cloud on Your Lab

12/09 @masayukihayashi
csad2014-1209
データから読むCloudStack -CloudStack Advent Calendar 2014-

12/10 @eucalyptusja
csad2014-1210
CloudStack on Eucalyptus

12/11 @opt_Hohenheim
csad2014-1211
CloudStack4のインスタンスでOpenStack heatを動かしてみる

12/12 @MayumiK0
csad2014-1212
CloudStack Advent Calendar 2014/12/12

12/13 @tadashimishima
csad2014-1213
Apache CloudStack4.4を体感しよう

12/14 @penguin2716
csad2014-1214
物理ノード1台+IPアドレス1個でCloudStack

12/15 @kkitase
csad2014-1215
Private Cloud on SoftLayer with CloudStack

12/16 @twinclaws
csad2014-1216
CloudFoundry 2 on Apache CloudStack 4.2.1

12/17 @kamiya344
csad2014-1217
CloudStackホストのサスペンド/レジュームについて書きたかった

12/18 takehisa.yamamura.5
csad2014-1218
Baremetal Advanced Networkingをひもといてみた

12/19 @sigsig_jp
csad2014-1219
そうだ! 年賀状を作ろう!

12/20 @shida1234
csad2014-1220
CloudStackをWindowsでビルドしてみる < cygwinなので諦めた < Eclipseでコンパイルできれば良いか

12/21 @atsaki
csad2014-1221
CloudStackでTerraformを使ってみる

12/22 @oraccha
csad2014-1222
AIST Super Green CloudにおけるCloudStack運用話

12/23 yasuhiro.k.arai
csad2014-1223
CloudStack GUI改造のためのお役立ちツール

12/24 @zero_root
csad2014-1224
DevStackを偽装してDevCloudをインストールする手順の実証実験!

12/25 @star76popin
csad2014-1225
CloudStackとKVMのお話

ありがとうございました!

~過去のCloudStack Advent Calendar~
CloudStack Advent Calendar jp: 2013
CloudStack Advent Calendar jp: 2012

snowman-574339_640

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Apache CloudStack 4.3.2 がリリースされました

Apache CloudStack 4.3.2 がリリースされました!

Apache CloudStack 4.3.2はBugFIXリリースです。

リリースノートはこちら
http://docs.cloudstack.apache.org/projects/cloudstack-release-notes/en/4.3.2/

Issues Fixed in 4.3.2:
http://docs.cloudstack.apache.org/projects/cloudstack-release-notes/en/4.3.2/about.html#issues-fixed-in-4-3-2

What’s New in 4.3:
http://docs.cloudstack.apache.org/projects/cloudstack-release-notes/en/4.3.2/about.html#what-s-new-in-4-3
・Optional 64-Bit System VM Template Support
・Hyper-V Support
・Enhanced Upgrade for Virtual Routers
・Service Monitoring Tool for Virtual Router
・Custom Compute Offering
・Remote Access VPN for VPC
・Site to Site VPN Connection Between VPC Networks
・Reporting CPU Sockets
・Database High Availability
・LDAP User Provisioning
・Migrating NFS Secondary Storage to Object Store
・VXLAN Plugin Support
・Contrail Network Plugin Support
・Publishing Alert Using the Web ROOT Admin API
・Support for Palo Alto Firewall Service
・Root Volume Metering
・Support for SSL Termination
・Support for Pluggable VM Snapshots
・Enhanced CloudStack UI
・Depreciation of realhostip.com DNS and SSL certificate

2015/1/24追記:
インストール/アップデートについて
4.3.2はShapeBlueさんのリポジトリにrpmファイルがありますのでこちらを使用します。

Apache CloudStack: Downloads
http://cloudstack.apache.org/downloads.html

ShapeBlue CloudStack Packages
http://shapeblue.com/packages/

(ご参考)バージョン4.3関連のユーザ会資料:
Tadashi Mishima / DevCloudではじめる! CloudStack4.3
http://www.slideshare.net/t_missy5/dev-cloudcloudstack4-3

Satoru Nakaya / Apache CloudStack 4.3 Virtual Router Deep Drive Version 2.0
http://www.slideshare.net/SatoruNakaya/cloudstackusersgroup20nakaya20140801pub

Midori Oge / Docker上でCloudStackを動かしてみる!!
http://www.slideshare.net/star76/20140612-cloud-stackdockercloudstack

Yuuki Suzuki / 手のひらで動くCloudtack
http://www.slideshare.net/sigsig_jp/cloudtack

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Baremetal Advanced Networkingをひもといてみた。

皆さん、こんにちは。
シトリックスでCloudPlatform(CloudStackの商用製品版)のリードシステムエンジニアをしています山村です。シトリックスで2年以上CloudPlatformをしておきながら、初めてAdvent Calendarに投稿します。失礼しました。

今回、皆さんいろいろご興味のあるCloudStackでのアドバンスドゾーンでのベアメタルサポートについてお話したいと思います。最近はIBM SOFTLAYERがベアメタルをマーケットに訴求していますので、我々のお客様からも時々CloudStack/CloudPlatformでのベアメタルに関してご質問をいただくことがあります。今回はそのロジックや、何ができるのか?何ができないのか?含めてお話をしたいと思います。

まずCloudStack/CloudPlatformでのベアメタルサポートの現状ですが

・Baremetal with Basic Zone
CloudStack4.2(CloudPlatformでは4.2から)からサポート https://cwiki.apache.org/confluence/display/CLOUDSTACK/CloudStack+Baremetal

・Baremetal with Advanced Zone
CloudStack4.4(CloudPlatformでは4.5からExperimental Support)からサポートhttps://cwiki.apache.org/confluence/display/CLOUDSTACK/Baremetal+Advanced+Networking+Support

です。 両方とも基本的に行っていることは、管理サーバがIPMIを使ってベアメタルホストをパワーオンし、PXEブートで立ち上げてネットワーク経由でOS自動インストールをするということです。 これはCloudStackなどのクラウドOSには関係ない世界の話です。

しかしCloudStackのようなクラウドOSを一枚上にかますことで、仮想インスタンスと同じように、GUIからセルフでプロビジョニングができるようにするための特殊な実装が必要です。その実装がこれらでなされており、Basic ZoneとAdvanced Zoneの場合で、前提としているネットワークトポロジーが違うため、それぞれ別な発想での実装がされているわけです。

Basic ZoneではそもそもVLANハンドリングとかできません。そのためネットワークのプロビジョニングに複雑な実装は不要です。GUIからPXEブートの基本動作をキックできればいいわけです。 しかしAdvanced Zoneでは、ゲストネットワークのVLANハンドリングが必要です。またそのゲストネットワークには、仮想スイッチではなく物理スイッチが存在するので、その自動プロビジョニングが必要になります。また仮想ルータがゲストネットワークとパブリックネットワークとの間に存在するので、DHCP/PXEサーバはどこに配置する?とかややこしいことを考えなくてはいけません。その辺りをCloudStackの中で上手に自動化しています。
では本題です。

以下前提となるネットワークトポロジーです。Advanced Zone(Isolated)のネットワークイメージをもてる方であれば大枠想像がつくかと思いますが、この絵のベアメタルホストのところが従来の仮想インスタンス、レイヤ2スイッチのところがOpenvSwitchのような仮想スイッチにあたるところです。

では実際にベアメタルホストがプロビジョニングされるまでのフローを追いかけてみましょう。

管理者(Admin)が事前に行っておく作業:
1.httpサーバにベアメタルプロビジョニングに必要なファイル群(kickstartファイル / kernel / initrd / Baremetal Rack Configurationファイル)をアップしておきます。 ※Baremetal Rack Configurationファイルに関しては、後述しています。
2.管理サーバのホストOSでIPMIの設定をします(ipmitool)
3.グローバル設定にbaremetal.internal.storage.server.ipというパラメータにhttpサーバのアドレスを入力します(もちろんcloudstack-managementのリスタートは必要です)。
4.グローバル設定に新しくBaremetal Rack ConfigurationというViewが追加されています。ここでBaremetal Rack Configurationを追加します。 ※Baremetal Rack Configurationに関しては、後述しています。
5.VMWareクラスターを作成してゾーンに登録します。
6. ベアメタル用のクラスターを作成します。
7.ベアメタル用のホストを登録します。
8.ベアメタル用のテンプレートを作成します。
9.ベアメタル用のネットワークオファリングを作成します。
(新しくBaremetalPxeServerというネットワークサービスオプションが追加されています)
10.ベアメタル用のコンピュートオファリングを作成します。

テナント(アカウント)が行う作業:
1.ベアメタル用のネットワークオファリングでネットワークを作成します。
2.ベアメタル用のコンピュートオファリングでベアメタルインスタンスを作成します。

テナント(アカウント)がベアメタルインスタンス作成後に裏でCloudStackがやっていること:
1.管理サーバがSSHでVRにログインし、DHCP/PXEサーバ関連の設定をします。
2.管理サーバがSSHでVRにログインし、ゲストネットワークからbaremetal.internal.http.server.ipで指定したIP(ここでは外部HTTPサーバ)へのトラフィックは、VRの管理インターフェースのIPでSource NATして出ていくように設定します。
3.L2スイッチにREST API経由でポートVLANの設定をします(このゲストネットワークに割り振られたVLANID)。
4.管理サーバがベアメタルホストに対してIPMIを使ってパワーオンし、PXEブートでホストがブートアップしようとします。
5.ベアメタルホストがブートアップし、VRからIPアドレスやPXEの情報などを取得します。
6.Linux Kernel(init.rd)をダウンロードします。
7.KickStartファイルをダウンロードします。
8.KickStartファイルに記述されている情報に基づきOSパッケージをダウンロードし、自動OSインストールをします。
9.ベアメタルホストのプロビジョニングが終了したら、KickStartファイルに記載されているPost-Provisionスクリプトが実行されます。そのスクリプトが実行されると、VRで稼働しているエージェントに対して起動したことを伝えるためのhttpリクエストが送信されます。エージェントはそれを受けると、先に設定していたSource NATのルールを削除して、管理サーバに対して、ベアメタルホストが起動したことを伝えます。そうすることでベアメタルインスタンスのステータスがStartingからRunningへと切り替わります。 また管理サーバはSource NATのルールのTTL(Time-To-Live)も同じく設定をします。TTLがきれる前にVRからNotificationが届かなければ、何か問題が発生したと考え、VRに対してSource NATルールの削除の指令を行い、プロビジョニングが失敗したというエラー処理を行います。

いかがでしょうか? 結構複雑なフローをCloudStackが自動化していることが見て取れると思います。でもきっといくつかの疑問/質問が頭に浮かぶことかと思います。そこで次に、QA形式でそれらのご質問にお答えする形でお話を進めていきたいと思います。

Q1:Advanced Isolatedのネットワークトポロジー前提だけど、Advanced Sharedでは利用できないの?
A1:Advanced Isolatedでのみ対応です。

Q2:ベアメタルホストが欲しいだけなのだけど、VMWare環境も必要なの?XenServer/KVMじゃだめなの?
A2:Advanced Isolated環境ではVRがNAT/LBなどのネットワークサービスを提供するのが前提です。仮想ルータやシステムVMなどはベアメタル上では動作しないので、ベアメタルとは別にこれらVMが動作するための環境がゾーンの中に必要です。 その仮想環境はVMWareだけになります。これは技術的な理由からきています。上記ロジックのから、管理サーバはVRに対して様々な設定を事前にプログラムしています。これは管理サーバが直接VRの管理インターフェースに対してSSHで入って行っています。そのため、直接管理サーバからVRの管理インターフェースに対してアクセスできる通信経路が必要です。 一方、XenServerとKVMの場合には、管理インターフェースはもっていなく、そのかわりにリンクローカルインターフェースという、ハイパーバイザとつながっているネットワークを持っています。そのため、直接管理インターフェースに対してSSHアクセスすることができないため、このベアメタル環境ではXenServer/KVM環境は使えないのです。

Q3:Layer2スイッチを管理サーバからポートVLANの設定をするみたいだけど、どこのベンダー製品でもいいの?
A3:現状確認がとられているのはForce10のS4810のみです。

Q4:他ベンダーのL2スイッチを使う手段はないの?
A4:他ベンダー独自のプラグインを開発し、それを利用すれば使えるようなフレームワークにはなっていますが、その実装はベンダー依存となります。以下はそのフレームワークの概念図になります。

Q5:Basic Zoneのベアメタルの場合だと、Adminが外部にDHCP/PXEサーバなどを用意していたけど、Advanced Zoneの場合は不要なの?
A5:Advanced Zoneの場合には、VRがDHCP/PXEサーバの仕事を請け負います。その設定も管理サーバから自動的にされます。しかし外部にHttpサーバは必要です。HttpサーバにはPXEブートに必要なKickStartファイルやパッケージなどのファイル群を格納しておきます。

Q6:ベアメタルホストにインストールできるOSに制限はあるの?
A6:以下のOSでQAされ動作確認がされています(CloudPlatformとして)。他OSの動作に関しては未確認です。
CentOS 5.5, CentOS 6.2, CentOS 6.3, Fedora 17, and Ubuntu 12.04.

Q7:CloudStackで通常の仮想インスタンスでサポートされているコンソール/スナップショット/プライマリストレージ/セカンダリストレージ/HAなどの機能は、ベアメタルでも同じくサポートされるの?
A7:仮想環境と物理環境のアーキテクチャ的な違いでサポートされていません。

Q8:複数のベアメタルホストが同時にPXEブートしたらVRの負荷が大きくなりそうだけど大丈夫?
A8:実装上は同時実行の上限値はありませんが、同時ブートアップしたらVRの負荷はどうしても高くなります。CloudStackのデザインドキュメント上では、経験上10台以上の同時PXEブートは推奨しないとの記載がされています。

Q9:IPv6はサポートされているの?
A9:IPv6はサポートされていません。

Q10:Post-ProvisionスクリプトがKickStartファイルの中で設定されていなかったらどうなるの?
A10:管理サーバが、ベアメタルホストが立ち上がったということを知ることができないため、プロビジョニングは最終的に失敗します。そのため忘れずこの設定が必要です。
以下KickStartファイル(CentOS6.x用)とPost-Provisionスクリプト例:
KickStartファイル(CentOS6.X用)

Post-Provisionスクリプト(このスクリプトをKickStartファイルの末尾に追加)

Q11:Baremetal Rack Configurationって何ですか?
A11:CloudStackからLayer2スイッチに対してVLAN設定を行うので、スイッチへのアクセス情報(IPアドレス/ログインID/パスワードなど)や、どのポートにどのMACアドレスのベアメタルホストが接続されているか(トポロジー情報)を管理サーバは知っておく必要があります。その設定ファイルはJSON形式のファイルになっています。 このファイルを外部HTTPサーバに格納し、そのファイルへのhttpパスを上記でお話したグローバル設定>Baremetal Rack Configurationに設定をすることで、管理サーバはスイッチ情報を知ることができます。
以下コンフィグファイル例。
Fig6

いかがでしたでしょうか?理解がすすみましたか?

CloudStackの商用ライセンス版のCloudPlatformでは、2015年1月にリリースされる予定のCloudPlatform4.5で、このBaremetal Advanced NetworkingをExperimental Release(ケースオープンは受けることはできますが、バグ修正などは不可の場合もありという位置づけで)としてサポートする予定です。

ここまでお話しましたように、利用できるL2スイッチがForce10だけと限定されていたり、一緒に利用できる仮想環境もVMWareに限定されていたりと、まだまだ利用シーンは限られていますが、この辺りが今後エンハンスされていけばいいですね。

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